Google Messages、詐欺対策の「強化保護」モードを展開開始
Google MessagesがGeminiを使う任意の「Enhanced Protection」を順次提供。じわじわ近づく詐欺や不審なリンクをAndroidで検知する。

Googleは、Android向けの「Google Messages」で新機能「Enhanced Protection」(強化保護)の提供を始めた。今月初めに発表されたもので、現在は順次展開されている。任意で有効にする設定で、AIによる詐欺検知と不審なリンクの確認を強化する。
連絡先にない相手との会話をGeminiが分析
Google Messagesには従来もスパム・詐欺検知があるが、新モードはクラウド上のGeminiモデルを使い、連絡先にない相手とのやり取りをより深く理解する。配達業者や銀行員を装い、最初は無害に見えるメッセージを送り、やがて金銭や個人情報を求めてくる手口が想定されている。Googleは、明確なパターンに当てはまらない詐欺でも早い段階で見抜くことを狙う。
AIが私的な会話を解析することにはプライバシーの懸念もある。Googleによると、この機能は「Private AI Compute」を採用し、メッセージデータを暗号化したうえで、Google自身もアクセスできない隔離環境で処理する。
リンク対策も加わる。対応端末では、オンデバイスのGemini Nanoがリアルタイムのウェブ情報と併せて見慣れないリンクを評価し、既存のブロックリストに載っていない危険なサイトも検出し得る。連絡先以外からリンクが届いた場合は、より分かりやすい警告も表示される。
設定方法と対応機種
Androidのシステム設定を探す必要はない。Google Messagesでプロフィール写真をタップし、メッセージ設定、Protection & safety、Spam & scam protectionの順に進むと、Enhanced Protection、Standard Protection、No Protectionの3択が表示される。初期設定はStandard Protectionのため、利用には手動での選択が必要だ。
この機能はGoogle Messagesのベータ版20261020_00_RC00で確認されているが、提供範囲は限定的。リンクの高度な確認はPixel 10シリーズ以降、Galaxy S26、Galaxy Z Flip 8、Galaxy Z Fold 8などに対応する。設定が表示されない場合も、段階的な展開のためで、しばらく待てば利用できる可能性がある。
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