Android、SIMの電話番号を全Googleアカウントに自動連携
2025年9月以降、AndroidはSIMの電話番号を自動で確認し、端末上のすべてのGoogleアカウントに追加している。無効化の手順を解説する。

Android端末は1年以上前から、SIMカードの電話番号を端末にログインしているすべてのGoogleアカウントに自動で紐づけている。Googleのサポート文書によると、番号は初期設定時に自動で確認され、仕事用や追加アカウントを含むすべてのアカウントに追加される。Googleはアカウント復旧やRCSメッセージなどの機能のためと説明するが、なぜ全アカウントに番号が必要なのかは明らかにしていない。
Android Authorityによると、この文書は2025年8月から10月の間に更新され、確認が既定でオンであると記載された。2025年9月8日付のGoogle Playサービスの変更履歴にも、設定時の番号確認が自動で動作すると記されている。noreply-phone-verification@google.com から「番号が確認された」というメールが突然届き、初めて気づく利用者も多い。
連携の範囲と注意点
サポートページによれば、連携は既存・今後のアカウントや番号のすべてが対象だ。後から追加したアカウントには端末上の全番号が付与され、SIMを交換すれば新しい番号も全アカウントに追加される。GoogleとキャリアはこれらをP定期的に再確認し、キャリア料金が発生する場合がある。設定は端末上でのみ管理できる。
一方、確認をオンにすると、いずれかのアカウントで「Better sharing on Google」も有効になる。ビデオ通話、メッセージ、番号宛てに送られた写真などの通知に使われる。電話番号でのログイン、紛失端末の検索、緊急時の位置情報、Quick Shareも確認済みの番号に依存する。2025年10月にはSign in with Mobile Numberが導入され、番号に紐づくアカウントを自動で特定し、以前の端末の画面ロック解除情報で復旧できる。
また「Better ads & Google services」では、電話番号を使ってより関連性の高い広告を表示するとされる。自動で追加された番号にどの広告設定が適用されるかは、Googleから説明がない。Googleは電話番号を含む個人データを販売していないとしている。
無効にする方法
「設定」>「Google」>「すべてのサービス」を開き、「プライバシーとセキュリティ」の「電話番号の確認」で自動確認をオフにする。機種によっては「Googleサービスと設定」という名称だ。
オフにしても、すでに追加された番号は自動では消えない。各アカウントの「個人情報」>「電話」から手動で削除する必要がある。Kasperskyによると、確認を無効にするとGoogleメッセージのRCSが使えずSMSに戻り、クイックなアカウント復旧も使えない。5月にはAndroidとiPhone間でRCSのエンドツーエンド暗号化が展開され始めており、影響は小さくない。
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