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独VW、7〜9月期は58.2億ユーロの赤字 ポルシェ減損と中国不振

独フォルクスワーゲンの7〜9月期は約58.2億ユーロの最終赤字となった。ポルシェの減損、中国事業の急減速、EVの利幅縮小が重なった。

Volkswagen logo on a building at the company's Wolfsburg headquarters with electric ID models in the foreground.
画像: t3n Magazin

独フォルクスワーゲン(VW)は、7〜9月期の最終損益が約58.2億ユーロの赤字になったと、ヴォルフスブルクの本社で発表した。1〜9月期の税引き後損益は27.2億ユーロの赤字で、ディーゼル不正問題以来となる通期赤字に向かっている。

ポルシェの減損が最大要因

同社は今年、約100億ユーロの特別費用を見込み、うち87億ユーロを計上済みだ。最大の項目はポルシェののれんの減損で、約64億ユーロに上る。現金支出は伴わないが、利益を押し下げる。子会社の先行きへの期待が下がったことが背景にある。中国の完全子会社の価値も約10億ユーロ切り下げた。

中国は「自由落下」、EVは利幅が薄い

中国の1〜9月の販売は3割超減の138万台だった。中国事業トップのラルフ・ブラントシュテッター氏は市場を「自由落下」と表現した。中国の新車販売は2025年の2400万台超から、2026年は1900万台未満に落ち込む見通しという。VWは2026年の中国事業を、減損前でほぼ収支均衡と見ている。

一方、欧州では電気自動車(EV)が好調だ。9月末までの納車の5台に1台が純電動で、受注残の約4割をEVが占める。ただしアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)によると、EVの収益性は同等のエンジン車より低い。「ID. Cross」の利益率はエンジン車の70〜80%という。

今後の見通し

オリバー・ブルーメ氏率いる経営陣はリストラを進めており、オスナブリュック工場のAureliusへの売却も費用に影響した。特別要因を除けば本業の利益は88億ユーロだった。1〜9月の売上高は2334億ユーロ(2.2%減)。第4四半期も早期退職制度などの費用が見込まれ、通期赤字の可能性が高まっている。

タグ:volkswagenporschechinaelectric carsquarterly results

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