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2026年VC投資は過去最高も、スタートアップの案件数は急減

2026年第3四半期までのベンチャー投資は約6800億ドルに達した。一方、AIの超大型ラウンドに資金が集中し、シードや初期段階の案件数は減少が続く。

Bar chart showing venture funding dollars rising sharply while startup deal counts decline across funding stages.
画像: Crunchbase News

2026年のベンチャーキャピタル投資は、第3四半期までに約6800億ドルと過去最高を記録した。Crunchbaseのデータによると、その一方でシードや初期段階の企業への小切手の数は減っている。一般に「スタートアップ」と聞いて思い浮かべるのは、まさにこうした企業だ。

資金は超大型ラウンドに集中

調達額を1億ドル未満、1億ドル以上10億ドル未満、10億ドル以上の3区分で見ると、今年の急増は最大区分に偏っている。小規模ラウンドの市場は2023年以降ほぼ横ばいだ。

第1・第2四半期の10億ドル超ラウンドの急増は、OpenAIとAnthropicの記録的な資金調達によるものだった。ただ、この2社だけではない。第3四半期の資金の約3分の1は、10億ドル超を調達したわずか27社に流れた。

北米では案件数が3年ぶりの低水準

最大市場の北米では、第3四半期の報告案件数が前年同期比16%減、前期比14%減となり、2023年以来の低さだった。しかし資金額は前年同期比50%増の920億ドルに達した。減少はシードと初期段階に集中しており、レイターステージの件数は前年より増えている。

シリーズBはその象徴だ。米国スタートアップへの投資額は今年、複数年ぶりの高水準にあるが、案件数は複数年ぶりの低水準になる見通しである。シードとシリーズAでも、案件数が減る一方で資金は大型ラウンドに集まっている。

焦点はAnthropicのIPO

ベンチャー支援を受ける非公開企業で最大のAnthropicは、今月、評価額2兆ドル規模の可能性があるIPOを予定している。市場の反応が好調なら、投資家は巨額のAI投資に前向きな姿勢を強めそうだ。不振なら、ユニコーンの評価額に圧力がかかる可能性がある。

ただ、どちらの結果でも、資金がより多くのスタートアップに届く保証はない。回復の本当の指標は、金額とともに案件数が増え始めるかどうかである。

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