米Disruptive、100億ドルのファンド設立 AIと防衛に大型投資
米テキサス州ダラスの投資会社Disruptiveが100億ドルのファンドを発表した。AIと防衛分野の後期段階企業10社以上に、最大10億ドルずつ投じる。

ダラスを拠点とする投資会社Disruptiveは27日(米国時間火曜日)、総額100億ドルのファンドを立ち上げると発表した。同社によると、レイターステージの企業を少なくとも10社選び、1社あたり最大10億ドルを投資する。過去の投資先にはPalantir、Airbnb、Spotifyなどがある。
今年最大級の資金調達の一つで、投資対象はAIと防衛という資本集約型の分野だ。今月初めには、同社がファンドを募集しており、その時点で少なくとも75億ドルの出資確約を得ていると報じられていた。地元の経済メディアによれば、テキサス州の歴史上、最大のベンチャーファンドになるという。
初のブラインドプール型
同社は2012年に創業し、創業者は石油王マービン・デイビス氏の孫にあたるアレックス・デイビス氏。今回は形式上、同社初のブラインドプール型ファンドとなる。出資者は投資先を知らされないまま資金を拠出する仕組みだ。これまでは案件ごとの特別目的会社(SPV)を通じて資金を集めてきた。
それでも近年は、半導体スタートアップのGroqや、AI音声生成のElevenLabsへの投資で注目を集めてきた。報道によると、同社は出資者(LP)に対し、スタートアップに投じた約19億ドルに対して60億ドル超を返還したと説明している。
意味するところ
1社最大10億ドルという規模は、広く分散するよりも少数の有力企業に集中して賭ける姿勢を示している。計算資源や開発に巨額の資金を要するAIや防衛の後期段階企業にとって、新たな大型の資金源となりそうだ。
Disruptiveにとっては、案件を決めずに集めた資金を運用する初めての試みであり、これまでの実績が問われることになる。
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