ホワイトハウスのネットワークから住宅プロキシ通信を確認
研究者が、ホワイトハウスのネットワークの6つのIPから住宅プロキシ通信が出ていたと報告した。スマートホームの利用者にも注意を促している。

サイバーセキュリティ企業Layer3 Intelは、大統領府(Executive Office of the President)に登録されたネットワーク「AS2650」で、住宅プロキシの活動を検知したと報告した。犯罪者が政府のIPアドレスを経由して通信を中継できる恐れがあるという。
同社によると、10月5日から11月3日にかけて、少なくとも28の既知の住宅プロキシサービスの通信が、6つの異なるIPアドレスから出ていた。活動は米東部時間の午後5時から深夜に集中していた。従業員が私物端末を職場のWi-Fiにつないだ際、プロキシ用SDKを含むアプリが裏で動いていた可能性がある。別の企業はInfaticaのソフトを確認した。Synthientの研究者は、InfaticaSDKが入ったWindows 11マシンが使われ、アプリ「Rave」が配布経路とみられると指摘した。Spur IntelligenceのRiley Kilmer氏は、銀行詐欺に使われやすい9Proxyも見つかったと述べた。プロキシ経由で攻撃が行われた証拠は現時点でなく、ホワイトハウスはコメント要請に応じていない。
家庭にも及ぶリスク
住宅プロキシは、スマートフォンやルーターなど一般の端末を経由して、実在の利用者による通信に見せかける仕組みだ。Spur Intelligenceの6月の報告では、SamsungとLGのスマートテレビ向けアプリの約3分の1がIPアドレスを販売していた。無料VPNもFBIが主な入り口として挙げている。
Layer3やGreyNoiseは無料のIP確認ツールを提供するが、どの端末が原因かまでは特定できない。専門家は、機器のファームウェアを最新に保ち、信頼できるアプリストアからのみ入手するよう勧めている。
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