NCBR、AI分野の国際R&D事業に2,500万ズウォティを拠出
ポーランド国立研究開発センターNCBRがINNOGLOBO第6回公募を開始。予算2,500万ズウォティの全額を国際AIプロジェクトに充てる。

ポーランド国立研究開発センター(NCBR)は、支援プログラム「INNOGLOBO」の第6回公募を発表した。今回は予算2,500万ズウォティの全額を、人工知能(AI)に関する国際的な研究開発プロジェクトに充てる。申請の締め切りは2027年2月12日である。
対象と支援条件
公募の対象は、外国のパートナーとAIプロジェクトを進めるポーランドの企業、研究機関、コンソーシアムだ。1件あたりの助成額は30万200万ズウォティで、実施期間は23年を想定している。提案には産業研究と実験開発の両方を含める必要がある。
過去5回の公募では計59件が支援を受けたが、今回はAIに特化した点が異なる。案件は次の4分野のうち少なくとも1つに該当しなければならない。
- データ処理やエッジコンピューティングを含むAI技術の開発
- 医療・バイオテクノロジーでのAI活用
- サイバーセキュリティでのAI活用
- 産業・自動化分野での技術活用
NCBRのイェジー・マワホフスキ所長は、AIの発展には分野や機関、国の壁を越えた協力が必要であり、知識と経験の国際的な交換が最も興味深いイノベーションを生むと述べた。
研究現場でのAIの位置づけ
詳細は、NCBRの会議「AI時代の科学の進め方」で示された。登壇者は、アルゴリズムがデータ分析や仮説の立案を加速する一方、人間の作業を完全には代替できないと指摘した。ケンブリッジ大学のロス・D・キング教授は、AIと協働する研究者は単独で研究する場合より良い成果を出すとの見方を示した。
ルーヴェン・カトリック大学のペーター・リーフェンス教授らは、大規模言語モデルが誤情報を生成するリスクにも言及した。このため、批判的な姿勢と専門家による結果の検証が欠かせず、AIは最終的な権威ではなく協力者として扱うべきだという。
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