Blackstone、Anthropicの上場後格付けはBB級と予想
BlackstoneはAnthropicがIPO後に投資適格ではなく、BB級の投機的格付けになるとの見通しを投資家に伝えた。

米投資会社Blackstoneは、AnthropicがIPO(新規株式公開)後に取得する信用格付けについて、投機的等級の上位にあたるBB級にとどまる可能性が高いとの見方を投資家に伝えた。Financial Timesが報じた。同社はこれまで、上場後に投資適格を得られるとの、より前向きな見通しを示していた。格付け会社による引き下げではなく、Anthropicの資金調達に関わる主要プレーヤーの予想が変わった形だ。
投資適格の意味
信用格付けは株式市場での企業価値ではなく、債務を返済できないリスクを示す。S&Pの尺度ではBBB−が投資適格の最低ラインで、BB+はそのすぐ下の投機的等級に当たる。報道によると、KBRAは6月にAnthropicへ発行体格付けBB+を付与した。ただしMoody's、S&P、Fitchの格付けとは同列に扱えない。
格付けが低いからといって資金調達ができなくなるわけではないが、コストは上がり得る。米証券取引委員会(SEC)によれば、債券投資家はデフォルトリスクが高いほど高い利回りを求める。S&P Globalは、低格付け債の購入に制限を持つ機関投資家もあると指摘している。
Anthropicの目論見書には、Moody's、S&P、Fitchのうち2社以上から投資適格を得た場合、与信枠の1つに付いている担保を解除できると記載されている。
Blackstoneの関与
Blackstoneは格付け会社ではなく、Anthropicのインフラ資金を支える大手投資家の1社だ。10月26日にはBank of America、Citi、Morgan Stanleyとともに、630億ドル規模の資金調達を発表した。Broadcom製機器を購入し、Anthropicにリースする計画だ。発表によると、Blackstoneは確約分のうち、返済順位が主債務より低い第2順位担保部分の唯一の提供者である。
同日、AnthropicはNasdaqにティッカーANTで上場するための目論見書をSECに提出した。売り出す株数と価格は未定である。
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