Belchiteのデータセンター、CO2冷却で電力網非接続を計画
サラゴサのKrolmapが、スペインのBelchiteにCO2冷却・ガス発電の225MW級データセンターを計画。投資額は15億ユーロで、電力網には接続しない。

サラゴサのエンジニアリング企業Krolmapは、スペイン・アラゴン州のBelchiteに、電力網に接続しないデータセンターを建設する構想を明らかにした。同社は「スペイン初の系統非接続型」と説明している。冷却は全面的にCO2を用い、電力は3基のガス発電所で賄う。
計画地はLa Leguaの工業団地で、25ヘクタールに6棟を建てる。出力は225MW、投資額は15億ユーロとされる。再生可能エネルギー、蓄電池、コジェネレーションを組み合わせ、常時の電力需要を満たす考えだ。敷地内には3MWpの太陽光、750kWの風力発電機2基、雨水をためる貯留槽、独自の下水処理施設(EDAR)も設ける。同社はVillanueva de Gállegoでも最大150MWの別案件を抱える。
系統非接続を選ぶ背景
CO2は、規制で使えなくなるフッ素系ガスに代わる冷媒だ。ただし冷媒の問題は解決しても、燃焼するガスの排出は残る。
背景には電力網の逼迫がある。Red Eléctricaによると、アラゴン州のデータセンター向け接続許可は3,700MWで、州のピーク需要の2倍を超える。政府は10MW超の施設に主な要件を課す政令を、11月29日の選挙前に承認したい考えだが、対象は系統接続型で、非接続型がどう扱われるかは不明だ。
不透明な点と反発
テナント、供給元、資金提供者は公表されておらず、再生可能電源の容量も不明だ。UNITNAVEによれば、官報やINAGAの決定にも案件は出ていない。
Fundación Renovablesは、化石燃料中心の独立型施設の禁止を求めている。Ecologistas en Acciónの地図では、計画中の大型施設は28件・計11,237MWで、稼働中は3件(140MW)のみだ。9月末にはTorreroで2,000人超がデモ行進した。Tu Nube Seca Mi Ríoによると、11月6日にウエスカで集会、7日にサラゴサで大規模デモが行われる。
業界団体Spain DCは、政令により約90億ユーロが危うくなると警告する。Belchiteは現時点では構想段階にとどまり、政令の行方と週末のデモが今後を左右するとみられる。
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