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VTB、Wildberriesとの取引完了を再延期 契約協議が長期化

VTBはWildberries運営のRWBとの取引と、その資金源となる新株発行を再び延期した。売買契約の調整が続いている。

VTB bank office building with the Wildberries marketplace logo, symbolizing the delayed partnership deal.
画像: rb.ru

ロシア国営銀行のVTBは、マーケットプレイス「Wildberries」を運営するRWBとの取引を再び延期した。提携の資金を賄うはずだった自社株の追加発行も先送りされた。取引完了の具体的な時期は決まっていない。

遅れの理由は契約調整

VTBのドミトリー・ピャノフ第1副社長によると、法的に確定させるべき論点がいくつか残っている。「売買契約は相互保証を多く含むため、遅れの主因は契約の取りまとめだ」との趣旨で説明した。経営陣は取引の完了を見込むが、日付は示していない。

増資は株主総会で承認済みだが、発行前に既存株主へ新株の優先引受権を与える手続きが必要になる。ピャノフ氏は、発行はこの権利の公表から始まり、月の第1週に公表できなければ同月中の完了は難しいと述べた。

株価は発行価格を大きく下回る

発行価格は1株87ルーブルに設定されていた。発表以降、VTB株は40%超下落し、9月17日には年初来安値の49.4ルーブルを付けた。モスクワ取引所のデータでは、10月28日時点で約58ルーブルだった。コスティン社長は7月、経営陣が推奨する発行規模は3140億ルーブルだと明らかにしている。

提携の枠組みと共同施策

両社は2026年5月に戦略的提携を発表した。第1段階では、VTBがWB銀行の株式を5%以上取得し、その後に比率を引き上げる可能性がある。グループの他のフィンテック資産でも少数株主となる計画だ。当初は2026年夏の終わりまでの完了を目指していたが、期限は何度か後ろ倒しになった。

一方で、サービス面の協力は進んでいる。WB銀行の顧客はVTBのATMで手数料なしに現金を引き出せ、上限は月50万ルーブル。入金に上限はない。VTBカードでWildberriesの支払いをすると最大6%の割引が受けられるパイロット施策もあり、割引上限は月3000ルーブルとなっている。

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