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T map売却でも利用者データの海外持ち出しは不可

韓国最大のナビアプリT mapの経営権が外資に移っても、個人情報保護法が適用され、利用者データを自由に海外へ移すことはできない。

A smartphone showing a car navigation map with a route line, symbolizing location data protected by privacy law.
画像: zdnet.co.kr

韓国最大のナビゲーションサービス「T map」の経営権が外資に渡っても、利用者の個人情報を海外へ自由に持ち出すことはできない。株式取得による経営権の確保と、個人情報の提供・活用は別の問題だからだ。海外投資家であっても、韓国の個人情報保護規制の対象となる。

売却交渉の現状

業界関係者によると、米投資銀行ゴールドマン・サックスは、T map Mobilityの筆頭株主であるSKスクエアと財務的投資家の持ち株を買い取り、経営権を握る案を進めている。SKスクエアの保有比率は63.23%。ゴールドマンは60〜70%の取得を協議中とされ、取引規模は7000億〜8000億ウォン程度と取り沙汰されている。SKスクエアは年内の交渉妥結を目指し、一部の持ち分を残してAI分野の協力を続ける案も検討している。

法律上の歯止め

T mapの累計加入者は2500万人で、移動経路や走行記録など膨大なデータを抱える。このため懸念の声が出る可能性はあるが、大株主が変わるだけでデータへのアクセス権や利用権が自動的に生じるわけではない。

個人情報保護法は、国外への提供、海外からの閲覧、国外への処理委託や保管を「国外移転」と定義する。法定の要件を満たす場合にのみ移転が可能で、2500万人の利用者全員の同意を得なければ、移転手続きを始めることすらできないという説明だ。海外投資家が国内サーバーにリモート接続して閲覧する場合も、国外移転の規定が適用され得る。

個人情報保護委員会は、要件違反や被害のおそれがある場合、国外移転の中止を命じることができる。特定の個人を識別できる経路や位置記録には、個人情報保護法と位置情報関連の規制が適用される。

ゴールドマンの買収が成立しても、データが海外に移転されるかどうかは、実際の処理方法や契約構造で判断される。外資が筆頭株主になるというだけで、情報流出や国外移転が起きると見る根拠はない。

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