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Stellantis、欧州で販売回復も業績の立て直しは長期戦

Stellantisの欧州納車は10%増、EV販売は65%増。ただ欧州の利益率はマイナスで、本格回復は2027年以降の新プラットフォームに懸かる。

Row of Stellantis brand cars, including a Citroën ë-C3, on display at a European auto show.
画像: Numerama

Stellantisの欧州での納車台数は10%増え、電気自動車(EV)の販売は65%伸びた。それでも調整後の営業利益率はマイナスが続き、品質面の課題も残る。10月28日の第3四半期決算発表で、アントニオ・フィロサCEOは再建の効果を強調した。

数字の裏側

同社は「Smart Car」プラットフォームのモデル、特にCitroën ë-C3への需要を好材料とする。一方、欧州の調整後営業利益率は-2.2%で、前年同期の+1.2%から悪化した。生産車を売りさばくための値引きが収益を圧迫している。発売の延期や繰り返されるソフトウェア不具合、低価格車の品質への評価の低さも重荷だ。

中国Leapmotorの車種を含めるとEV成長率は93%、除くと65%になる。LeapmotorはグループのEVラインナップを広げ、新規顧客の獲得にも寄与し得る。ただ、この中国ブランドへの依存が強まれば、既存ブランドの競争力に疑問が残る。

新型車の谷間

14ブランドを抱えるグループの欧州での新車投入計画は力強さに欠ける。パリモーターショーでは魅力的なコンセプトカーを披露したが、実際に販売店へどれだけ届くかは不透明だ。Lancia Gammaの投入や、Citroën ë-C3 AircrossおよびOpel Frontera系の新型Fiat Grizzlyが、状況を大きく変えるとは見込みにくい。

フィロサCEOは、2027〜2028年以降に見込むSTLA Oneプラットフォームと、LFP電池の大幅な普及に賭ける。それまでは主力量販モデルの世代交代が進まず、競合は急速に商品を刷新している。

同社は財務目標を維持しており、経営陣の交代も初期の効果を見せ始めている。完全な回復には、工場の安定稼働と電池供給の確保、そしてブランドの名声を築いた魅力的なクルマの復活が欠かせない。欧州での立て直しは時間がかかる見通しだ。

タグ:stellantisantonio filosaleapmotorelectric vehiclescitroen e-c3stla one

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