ロボタブル、人型ロボ向けスキル移植ソフト「IsoMotion」を来年初め発売
韓国のフィジカルAI企業ロボタブルが、メーカーの異なる人型ロボット間で作業スキルを移植するソフト「IsoMotion」を2027年初めに発売する。

韓国のフィジカルAI企業ロボタブル(Robotable)は、人型ロボットの動作スキルを異なるハードウェアに移植する「スキルリターゲティング」ソフト「IsoMotion(アイソモーション)」を、来年初めに発売する。崔仁賢(チェ・インヒョン)代表が5日、京畿道高陽市のKINTEXで開かれた「2026ロボワールド」で明らかにした。
スキルとは、ドアを開ける、服をたたむといった、ロボットが実行できる作業単位の能力を指す。特定のロボットメーカーに縛られず、1つのソフトで複数のロボットを制御・学習させる統合ソリューションとして、フィジカルAI市場を狙う。
仕組みと難しさ
IsoMotionは、人の操作動作やAIの命令を標準的な動作データに変換し、各ロボットの関節構造や規格に合わせた命令へリアルタイムで翻訳する。
スキルの移植が難しいのは、ロボットのスキルが「特定の場面を認識したときに関節をどれだけ動かすか」を学習した結果だからだ。関節の構造や配置、カメラの画角、触覚センサーの有無もロボットごとに異なる。
会場では、異なるロボットが同じようにキュウリを包丁で切るデモを披露した。まず社員がリーダーアームを操作してキュウリを100回切り、そのデータだけでスキルを作成。IsoMotionで別のロボットへの移植に成功したという。リーダーアームは人が手で握って動かす操縦用のロボットアームで、学習用データを集める遠隔操作装置の一種だ。
開発の背景
同社は外食(F&B)ロボット専門のシステムインテグレーターで、ニューロメカやレインボーロボティクスなど複数メーカーのロボットを使い、調理工程を自動化している。多様なロボットを扱う中で、習得したスキルを別のロボットでも使いたいという需要が生まれたという。6月にはソウル・江南で、ロボットが調理するデリバリー専門店「ワンキッチン」を開き、実営業でデータを集めてスキルを開発している。
崔代表は、IsoMotionを単体で販売するほか、人型ロボットのハードウェアと組み合わせたパッケージも用意する計画だと述べた。デモを見た大学研究室の教授らの反応が特に良かったという。
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