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創業者の資金管理、生活防衛資金は専用の貯蓄口座で分ける

スペインの金融教育ポータルは、緊急資金の目安を基本生活費の3〜12カ月分としている。収入が不安定な創業者は、会社の資金と別の貯蓄口座で管理できる。

A startup founder reviewing personal savings and company cash on a laptop at a desk.
画像: El Referente

スペイン銀行と証券市場委員会(CNMV)の金融教育ポータル「Finanzas para Todos」によると、緊急資金は通常、基本的な生活費の3〜12カ月分をカバーする。収入が変動する場合や個人事業主(autónomo)の場合は金額が異なり得ると同ガイドは指摘しており、いずれも起業と結びつきやすい条件だ。保管先には普通預金か貯蓄口座を勧めている。

会社の資金と個人の備えを分ける理由

創業初期の報酬は低かったり、不規則だったり、ゼロだったりする。会社ではキャッシュを細かく管理するが、同じ計算は家計にもできる。給与が止まった場合、個人の貯蓄で基本生活費を何カ月賄えるかという見方だ。

個人の備えがないと、資金調達ラウンドが遅れたり、大口顧客の支払いが90日後になったりした際に、家計を急に切り詰めるか、家賃用の資金を会社に入れるしかなくなる。業績が悪化すると創業者の報酬は真っ先に削られやすい。別枠の備えは、会社の不調が家庭の緊急事態になるのを防ぐ。

口座選びの4条件

同ガイドは、緊急資金は投資に回すお金ではないとする。株式で運用すると、必要な時に目減りしている恐れがあるためだ。口座には次の条件が求められる。

  • 引き出しやすさ: 満期を待たず、違約金なしで全額も一部も引き出せる。定期預金は一定期間資金を拘束する。
  • 日常支出との分離: カードや自動引き落としのない貯蓄口座にする。
  • 利息: 手を付けない期間も、通常は変動金利で利息が付く。
  • 手数料なし: 8,000ユーロを仮の年0.5%で預けると、税引き前利息は年約40ユーロ。維持手数料で消えかねない。

EU域内では、預金者1人・1金融機関あたり10万ユーロまで預金保護の対象となる。例としてINGの「Cuenta NARANJA」がこの仕組みで運用されている。

目安の金額

基本生活費が月1,800ユーロなら、目安は5,400〜10,800ユーロ。家賃やローン、光熱費、食費、交通費、借入返済が対象となる。収入の変動幅、扶養家族、負債の重さで水準は変わり、昇給や新たなローンのたびに見直す必要がある。毎月の給与日に一定額を自動で振り替えれば、少額でも積み上げられる。

注目のアプリ

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