Disney Plus、VP9で4KとHDR10を再開 対応しないTVも多数
特許紛争で4KやHDRを停止したDisney Plusが、欧州でVP9により4KとHDR10を再開。ただし非対応のテレビが多く、Interdigitalも異議を申し立てた。

Disney Plusは、特許紛争で提供を止めていた4KとHDR10を、欧州でVP9コーデックを使って再開した。同社によると、4K作品はHEVCに代わりVP9で、HDR10はVP9-2で配信されている。ただしDolby Visionは今回の対応でも復活していない。
紛争の経緯
2025年11月に特許侵害を認める仮処分が出され、Disney PlusはDolby VisionとHDR10 Plus、3D作品を削除した。2026年6月中旬の別の判決で、4K UHDとHDRも提供できなくなった。争点は動画コーデックHEVCの無許諾利用の疑いで、特許を主張するのは米Interdigitalだ。同社は2026年9月、ライセンス料の未払いを理由に1億170万ユーロの損害賠償を求めて提訴している。
Disney Plusは機能を削除しながら利用者への補償を示さなかったため、消費者団体からも批判を受けていた。
残る課題
最大の問題は、多くのテレビやメディアプレーヤーがVP9とVP9-2に非対応であることだ。Samsung、Panasonic、LGの機器、Apple TV 4K、Nvidia Shieldなどが該当する。一方、新しめのAndroid、Amazon Fire、Google TV機器やHisenseのテレビは対応している。
さらに、この回避策が長続きしない可能性もある。InterdigitalはVP9の両コーデックに関する特許も保有しており、すでに異議を申し立てたとされる。再びInterdigital寄りの判断が出れば、プレミアム品質の配信は再び止まる恐れがある。
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