ASUS、世界初のWiFi 8メッシュ「ZenWiFi BN12」発表
ASUSが世界初の商用WiFi 8メッシュシステム「ZenWiFi BN12」を発表。スペインでは2台パックが1,205.12ユーロで発売された。

ASUSは、世界初の商用WiFi 8メッシュシステムと位置づける「ZenWiFi BN12」を発表した。スペインではすでに販売されており、2台パックの価格は1,205.12ユーロだ。
トライバンド構成で、合計最大19Gbpsの通信速度に対応する。ただしWiFi 8の狙いは最高速度だけではない。大きな住宅や壁の多い間取りでの電波の弱さを解消することに重点を置く。新しい変調・符号化方式(MCS)と不均等変調(UEQM)により、壁を挟んだ場合やメインノードから離れた場所でも通信を維持しやすくなるという。
通信制御と有線ポート
NPCA(非プライマリチャネルアクセス)とアクセスポイント間の協調によって、ノード同士の通信が安定し、近隣のネットワークが密集する環境でも混雑を抑えられる。独自の「Smart AiMesh」は従来のメッシュにWiFi 8の仕様を組み合わせ、バックホールを最適化する。同社によると、2台パックで最大7,000平方メートルをカバーできる。
適応型QoE(体験品質)も搭載する。固定ルールに頼る従来のQoSと異なり、トラフィックをリアルタイムで監視し、アプリの需要に応じて帯域を動的に配分する。診断ツール「WiFi Insight」は、ネットワーク状態の可視化や干渉の確認、24時間分の履歴表示に対応する。
有線では10Gbpsイーサネットを2ポート(WAN/LAN兼用1、LAN専用1)、2.5Gbpsを3ポート(WAN/LAN兼用1、LAN専用2)備える。セキュリティはAiProtection、保護者機能、保護されたDNS、VPNに対応する。
課題
現在のスマートフォンやノートPC、ゲーム機の大半はWiFi 6、6E、WiFi 7で動作するため、WiFi 8の利点を生かせるまでには数年かかる見通しだ。価格も一般家庭には高額で、常に最新技術を求める人向けの製品といえる。
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