Amazon Leo、Starlink超えの下り400Mbps超を記録
Amazonが準備中の衛星インターネット「Leo」の試験で、Leo Proが下り400Mbps超を記録。Starlinkの対抗馬として年内の正式発表が見込まれる。

Amazonが「Leo」のブランドで準備を進める衛星インターネットサービスの通信テストで、アンテナ「Leo Pro」が400Mbpsを上回るダウンロード速度を安定して記録した。地上に設置したアンテナにノートパソコンを接続して実施したもので、SpaceXのStarlinkが独占する市場への本格参入が近づいている。
3種類のアンテナを用意
Leo ProのアンテナサイズはStarlink Miniとほぼ同等とされる。Starlinkも条件次第で最大400Mbpsに達することはあるが、実質的な下り速度は150Mbps前後だ。今回の数字が実際のサービスでも再現されれば、Amazonは速度面で優位に立つ可能性がある。
ラインアップは他にもある。7インチ(約17.8cm)の小型「Leo Nano」は下り100Mbps、大型の「Leo Ultra」は1Gbpsと光回線並みの速度が予定されている。
課題は衛星数と提供範囲
このサービスは当初Kuiperの名称で数年前の開始が見込まれていたが、遅れが続いた。現在は年内の正式発表を目指す段階まで進んだものの、詳細は明らかになっていない。Leo事業部のChris Weber副社長は、Amazon Primeとのセット提供など、同社ユーザーに利点のある料金体系を検討する考えをほのめかした。目標はStarlinkより安く、速いサービスだという。
一方、軌道上のLeo衛星は約400基にとどまる。約1万基でサービスを展開するStarlinkと比べると、提供エリアの面で課題は大きい。今回のテストは米メリーランド州の米軍研究施設で行われており、当初は特定の企業や団体向けに始まる可能性もある。選択肢が増えれば、利用者にとって料金やサービス面での競争が進むことになりそうだ。
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