東大発Albatrus、病院AI基幹システム「Apollo AI」を開発
東大発スタートアップAlbatrusが、AIエージェントを活用する病院向け基幹システム「Apollo AI」を開発。全国5,000病院の70%で利用可能という。

東京大学発のスタートアップAlbatrusが、病院向けのAI基幹システム「Apollo AI」を開発している。同社によると、全国約5,000病院のうち70%で利用できる状態になっているという。
Apollo AIはAIエージェントを活用し、院内作業の自動化、患者の配置、経営分析、臨床・治験データの抽出などを支援する。現在は退院時に作成する文書を自動で書くエージェントが稼働しており、担当者が朝出勤すると、前日に退院した患者の記載がすべて完了している状態を実現した。今後も他のエージェントの開発を進める。
開発で重視する3点
Albatrusが掲げるのは「ベンダーロックインの解除」「複数のエージェントを動かせること」「従来のシステムより付加価値の高い製品にすること」の3点だ。ベンダーロックインの解除は進んでおり、それが70%の病院で使える状況につながっている。
創業者の背景と市場
代表の星野氏は、三重県津市で総合病院を経営する家の出身。家業を手伝う中で直面した課題を解決するため、Albatrusを創業した。
病院向け生成AI市場は活況だが、星野氏はいくつかの課題を感じている。技術的優位性がなければ価格を下げるしかなく、価格競争に陥る。ベンダーロックインも問題で、文章作成や音声の文字起こしだけでは病院の抜本的な改革は難しい。Apollo AIはこうした課題の解決を目指す。
医療業界も人手不足が続く。システム関連の業務も多く、病院向け電子カルテは3,000億円規模の市場に広がっている。Apollo AIは、電子カルテに次ぐ基幹システムになることを目標にしている。
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