Tor Browser 16.0公開、LinuxでARMにネイティブ対応
Tor Browser 16.0がLinux向けにAArch64をネイティブ対応。設定ページを刷新し、ウィンドウタイトルの汎用化も追加。Firefox 153 ESRベースに移行した。

オープンソースで無料のブラウザー「Tor Browser」のバージョン16.0が、2026年10月下旬に公開された。最大の変更点は、Linux上での64ビットARM(AArch64)へのネイティブ対応だ。Raspberry PiやApple Siliconを搭載したAppleのコンピューターなどが対象となる。前のメジャーバージョン15.0は1年前のリリースだった。
ベースはFirefox 153のESRブランチに切り替えられた。通信はすべてTorネットワーク経由で行われ、ビルドはLinux、Android、Windows、macOS向けに提供されている。
設定ページを全面刷新
設定ページはFirefox 153の更新に合わせて作り直された。デザインは簡素になり、ナビゲーションや項目名・説明も分かりやすくなった。「General」セクションは廃止され、内容は「外観」「ダウンロード」「タブと閲覧」「アクセシビリティ」「言語」に振り分けられた。
Tor Browser独自の「Connection」と「Security Level」も、Firefoxの新コンポーネントで再構築された。Torの開発者は、項目が移動・変更されても、ユーザーの設定は維持されるとしている。
プライバシー機能とAndroid
「プライバシーとセキュリティ」の「サードパーティアプリからの保護」に、ウィンドウタイトルを汎用化するオプションが加わった。有効にすると、すべてのタイトルが「Tor Browser」に置き換えられ、他のアプリやOSが閲覧中のページを把握できなくなる。
ユーザーマニュアル(about:manualまたはヘルプメニュー)も刷新され、Torプロジェクトの新しいサポートポータルの情報を利用する。別の文書を維持する必要がなくなった。
Android版はJetpack Composeへ移行し、UIの大部分がMaterial Design 3に沿って更新された。今後のバージョンでさらなる改善が予定されている。一部の組み込みリソースを圧縮し、Google Playの100MBというAPKサイズ上限にも収めたという。
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