Pika H3 Flex、15秒のAI動画を7秒で生成と発表
PikaがMiniMax H3ベースの新モデルH3 Flexを発表。音声付き15秒動画を7秒で生成できるとするが、数字は処理の一部のみだ。

AI動画を手がけるPikaは、新モデル「H3 Flex」を発表した。同社によると、同期音声付きの15秒動画をわずか7秒で生成できる。この結果は解像度768pのテストで得られたという。
H3 FlexはMiniMax H3をベースに、速度と生成後の編集性を重視して追加学習と最適化を施したモデルだ。広告やアニメーション、短尺動画の制作者が主な対象となる。同社は、同等のタスクでH3Maxより平均約1.8倍高速としている。MiniMax H3が50回のデノイジング工程を使うのに対し、H3 Flexは6回で済ませる。
7秒には条件がある
Pikaは、7秒がビデオ生成を担うトランスフォーマーの処理時間に限られると明記している。リクエストの処理、入力の準備、デコード、音声処理、ファイル転送は含まれない。実際の待ち時間は、参照素材の使用や高解像度の選択でさらに延びる可能性がある。
動画の長さは5〜15秒、フレームレートは24fps。出力は最大4Kだが、ネイティブ対応は480pと768pのみで、1080p、2K、4Kは完成した映像のアップスケールで作られる。
参照素材と音声トラック
最大12ファイル(画像9、動画3、音声3)を同時に入力でき、商品画像やキャラクター設定、カメラの動き、声のサンプルなどを使って新しい映像を組み立てられる。複数ショットのシーケンスも作成でき、会話、音楽、効果音を含む。台詞、音楽、効果音、動作音、環境音の5トラックを個別に書き出せるため、全体を作り直さず調整できる。
重みとコードはGitHubとHugging Faceで公開された。コードはApache 2.0だが、重みにはMiniMax H3の別のコミュニティライセンスが適用される。4Kへのスケーリングや音声トラックの分離出力は、同社のウェブサービス限定だ。
料金
Pika API Clubで提供中で、主力のPikaツールへの導入は11月2日と案内されている。768pの通常料金は1秒0.04ドルで、15秒なら0.60ドル。発売記念で半額となる。4K出力は1秒0.16ドル、15秒で2.40ドルだ。
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