Oura、Ultrahumanを再提訴 新型Ring Proの米国販売差止め求める
Ouraは、Ultrahumanの改良版スマートリング「Ring Pro」の米国販売を止めるため、テキサス州連邦地裁に新たな特許訴訟を起こした。

フィンランドのOuraは、インドのUltrahumanを相手取り、テキサス州の連邦地裁に新たな訴訟を起こした。対象はUltrahumanの最新スマートリング「Ring Pro」で、デザインと内部部品に関する2件の特許を侵害していると主張している。Ouraは損害賠償を求めるとともに、米国での販売差止めを狙う。
前回訴訟の経緯
Ouraは昨年、Ultrahumanとの争いで勝訴している。米ITC(国際貿易委員会)がOuraの複数の特許侵害を認定し、「Ring Air」は米国での販売が禁止された。ただし欧州などでは引き続き販売されている。Ultrahumanは米国でOuraの知的財産を侵害しないようRing Proを再設計し、今年前半に米税関・国境警備局(CBP)の承認を得ていた。
Ouraは自社ブログで、再設計により侵害は解消したというUltrahumanの主張は誤りだと指摘。「最新のリングにもOuraの特許技術の多くが使われており、知的財産の侵害が続いている」としている。
新特許と被告
問題の特許の一つ(12,769,363)は、提訴のわずか2日前に認められたものだ。筐体、バッテリー、特定の内部部品を備えるスマートリングの設計を広くカバーしているとみられる。米国向けRing Proは、Ultrahumanの指示のもと、SVTronicsがテキサス州プレイノの工場で製造しており、OuraはSVTronicsも被告に加えた。
Ultrahumanは訴訟で争う姿勢を示し、Ring Proは米国で販売を続けるとしている。同社の担当者は、再設計は米国で独立した審査を受けており、以前の特許手続きの後、CBPが当時の対象特許をRing Proは侵害しないと判断したと説明。Ouraは今回、別の特許を主張しており、その一つは提訴の2日前に成立したものだと述べた。
Ouraは最近、米軍との提携でPalantirのホスティング環境を利用すると発表して注目を集めた。また、2024年にはSamsungがGalaxy Ringを巡る提訴を懸念して先にOuraを訴え、その後OuraもSamsungを提訴。今夏時点で両社の特許紛争は続いている。
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