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OpenAI、Linuxカーネルで948件の権限昇格エクスプロイトを生成

OpenAIの試作システムはLinuxカーネルの2,308件の候補を分析し、948件の権限昇格エクスプロイトを生成した。今後はパッチ作成にもAIを活用する方針だ。

Illustration of an AI agent scanning Linux kernel code for security vulnerabilities, with a Tux penguin and a shield icon.
画像: t3n Magazin

OpenAIは、AIエージェントによるLinuxカーネルの脆弱性調査の結果を、公式ブログで明らかにした。同社の試作システムは2,308件の潜在的な発見事項を特定・分析し、1,724件の脆弱性を動的に再現。さらに948件のローカル権限昇格(LPE)エクスプロイトを生成したという。

これらの脆弱性が悪用されると、攻撃者は脆弱なシステム上で権限を引き上げ、root権限を取得できる恐れがある。テスト対象のLinuxディストリビューションは公表されていないが、複数の報道によると、標準設定で使われる広く普及したデスクトップ向けシステムだった。

費用とパッチ不足という課題

脆弱性の探索にかかった費用は130万ドル超で、1件あたり約1,300ドル弱に相当する。

AIの支援で見つかる脆弱性は近年増え続けている。一方、パッチの開発には多くの労力がかかり、開発者が発見数に追いつけないケースが多い。その結果、パッチ公開前に攻撃者が悪用できる時間が長くなる問題が生じている。

パッチ作成もAIで自動化

OpenAIはこの状況を受け、パッチ開発のAIによる自動化を進める考えだ。同社はブログで「フロンティアモデルが脆弱性を発見する速度を踏まえると、パッチの自動生成は不可欠だ」と述べた。ソフトウェアを必要なスピードで守り、悪用可能な期間を限定するにはこの方法しかないとしている。

また、専門家の指導の下であれば、AI生成のパッチは機能的に正しく、既存のコーディングスタイルと整合し、攻撃の派生形にも耐えられると同社は見ている。OpenAIはこの分野で研究を続ける方針だ。

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タグ:openailinux kernelvulnerabilitiesai agentsautomated patchingcybersecurity

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