Nvidia、独の閉鎖原発跡地をAIデータセンターに転用検討
NvidiaはドイツのPreussenElektraと予備的な合意を結び、廃止された原発の敷地をAIデータセンターに転用できるか検証する。

Nvidiaは、ドイツの電力会社PreussenElektra GmbHと予備的な合意を結んだ。廃止された原子力発電所の敷地をAIデータセンターに転用できるかどうかを検証する狙いだ。PreussenElektraは原発の運転、停止、解体を手がけている。
閉鎖原発の敷地に着目
ドイツは2023年に最後の稼働中の原発を送電網から切り離し、脱原発を完了した。きっかけは2011年の福島第一原発事故で、地震と津波により電源が失われ、冷却システムが機能しなくなった。国内では約30基の原発が解体されており、そのうち8基の閉鎖と廃止措置をPreussenElektraが担当している。
同社のGuido Knott氏は、こうした条件をAI拠点にどう、どこまで活用できるかを、Nvidiaと共同で徹底的に評価すると述べた。また、旧原発の敷地には価値ある産業インフラがあり、将来を見据えた新たな用途の可能性があると説明している。
狙いは電力ではなくインフラ
Nvidiaの関心は、原子力による安価な電力ではない。重要なのは、大きな電力を必要とする電子機器に対応でき、水による冷却も可能な既存の施設とインフラだ。現在、Nvidiaは送電網への接続、敷地、産業インフラが、AIセンターの厳しい要件を満たすかを調べている。
最近まで稼働していた原発であれば、理論上は条件を満たすはずだ。コストを抑え、新しいデータセンターの立ち上げ期間を大幅に短縮できる可能性がある。
ただし、現時点では完全に実験的な取り組みで、具体的な内容は乏しい。発表文には、地元自治体や住民に計画が伝えられているかどうかの記載もない。
タグ:nvidiapreussenelektranuclear powerdata centersgermanyai infrastructure
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