Mistral、Large 4の重みを公開 コードで中国勢に並ぶ
Mistralが、プレビュー版の評価が振るわなかった3週間後にLarge 4の重みを公開した。エージェント型コーディングでGLM-5.3に並び、トークン消費は大幅に少ない。

仏Mistralは10月29日、大規模モデル「Large 4」の重みをHugging Faceで公開した。誰でもダウンロードして自前のインフラで動かせる。メモリ消費を抑えた量子化版も同時に提供された。
10月6日のプレビュー版は、3日後の独立テストでコードやエージェント系タスクが見劣りすると評価されていた。最終版はその弱点をほぼ埋めた形だ。
コードとトークン効率
Large 4は総パラメータ1兆、1語の生成ごとに520億を使う。画像入力に対応するが、出力はテキストとコードのみ。
エージェント型コーディングの指標Terminal-Bench 4.0では、プレビュー版の28%から41%に上昇した。GLM-5.3は40%、DeepSeek V4.1 Flashは31%、Kimi K3は21%という。Mistralによれば、GLM-5.3よりタスクあたりのトークン消費は47%少ない。推論モードには「low」「medium」が加わった。
向上の要因は強化学習で、社内生成の難度が上がるコード・サイバーセキュリティ課題を解かせて報酬を与える手法だ。学習はフランス国内の自社サーバーで行われたとしている。
サイバー防御と残る差
CyberGym-E2Eでは79%で、XiaomiのMiMo-V2.6-Proと並ぶ。Claude Opus 5.5とGPT-6 Astraはタスクを拒否するためほぼゼロだった。公開された重みにどんな安全対策があるかは、Mistralは詳細を明らかにしていない。
一方、米国の非公開モデルとの差は大きい。Terminal-BenchでOpus 5.5とGPT-6 Astraは59〜65%だ。
量子化版(約690GB)の実行にはNvidia B200またはB300を4基備えたデータセンター級サーバーが必要で、個人向けの軽量版は1カ月以内を予定する。価格は未発表。プレビュー版は100万トークンあたり入力1.36ドル、出力4.18ドルだった。
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