Microsoft、メモリ8GBのWindows 11 PCを高速化
Microsoftはメモリ8GBのWindows 11 PC向けに性能改善を発表した。メモリ圧縮の最適化などで、応答速度とマルチタスク処理が向上するという。

Microsoftは、メモリ容量8GBの「Windows 11」搭載PCを対象にしたパフォーマンス改善を発表した。メモリ圧縮の最適化やバックグラウンド処理の抑制により、操作の応答速度とマルチタスク処理が向上するとしている。
主な改善点
メモリ圧縮やストレージへのデータ退避の仕組みを見直した結果、従来より最大2GB多くのデータをメモリ上に保持できる。アプリやWebブラウザのタブを切り替えた際の再読み込みが減るという。
スタートメニューや検索、エクスプローラーの操作では、ユーザーの要求を一時的に優先し、検索インデックス作成などのバックグラウンド処理を抑える。「Microsoft Edge」の起動速度は最大33%、「Microsoft Teams」は最大20%向上したとしている。
メモリ使用量も削減した。Windows、Edge、Microsoft 365アプリを組み合わせたマルチタスクのテストでは、使用量の増加を最大約900MB抑えた。Word、Excel、PowerPoint、Outlookでは合計360MBを削減した。メモリ8GB以下のPCではウィジェットを使用時にだけ読み込む仕様に変え、閉じている間の使用量を約200MB減らした。
適用条件と背景
利用にはWindows 11バージョン26H2のビルド26300.9818以降への更新が必要で、一部の改善にはEdgeやMicrosoft 365、Teamsの更新も求められる。Microsoftは、3Dモデリングや高度な動画編集など負荷の高い作業には引き続き16GB以上が適していると説明している。
背景にはメモリ価格高騰によるPC価格の上昇があるとみられる。IDCは6月、2026年の世界PC出荷台数が前年比11.3%減少すると予測した。Microsoftが10月28日に発表した7~9月期決算では「Windows OEMおよびデバイス」の売上高が22%減ったが、同社は今回の最適化と価格高騰の直接的な関係には言及していない。
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