ロイドK、サムスンの特許を無償譲受 AIエージェント強化へ
韓国のロイドKがサムスン電子のデバイス間作業連携特許を無償で譲り受ける。企業向けAIエージェントへの適用を検討している。

韓国のAI企業ロイドK(LloydK)が、サムスン電子が保有するデバイス間の作業連携技術を確保し、企業向けAIエージェントサービスの高度化に乗り出す。同社は5日、産業通商部とサムスン電子の技術共有事業で、特許の無償譲渡対象企業に最終選定されたと発表した。
特許の内容
対象は「電子装置およびその作業連携方法」という特許だ。ユーザーがあるデバイスで行っていた作業を、別のデバイスでも続けられるようにする技術である。特定条件に当たるイベントが発生すると、連携可能な装置を選び、実行中のアプリの作業環境や文脈情報を渡す仕組みだ。
別のデバイスに同じアプリがなくても、似た機能を持つアプリと連携できる。バッテリーやネットワークの接続状態、メモリ容量、プロセッサー性能といった機器の資源状況も連携条件に使う。
今後の展開
この事業は、サムスン電子の特許を中小・中堅企業に無償で移転し、技術競争力を高めてもらうプログラムだ。ロイドKは先月19日に特許権の譲渡証を受け取っており、近く移転に関する行政手続きを終える予定という。
同社はこの特許を、自社の企業向けAI検索・エージェントプラットフォームと、AX(エンタープライズAI転換)プラットフォーム「DO SOLUTION 3.0」へ適用する方針を検討する。デバイスやアクセス環境が変わっても、AIエージェントが従来の作業文脈を保ち、次の業務を支援できるようにする構想だ。
キム・デフン代表は「企業現場でのAIの価値は、必要な情報を探すだけでなく、ユーザーの業務文脈を理解して次の作業まで有機的につなげることで高まる」と述べた。
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