KoleoとmObywatelが連携、ポーランドの列車で身分確認が不要に
KoleoのアカウントをmObywatelと連携でき、チケットのQRコードに認証済みの顔写真と氏名が表示される。ポーランドの2つの地域鉄道で試験中だ。

ポーランドの列車予約アプリKoleoが、政府の公式アプリmObywatelとの連携機能の試験を進めている。アカウントを連携すると、検札の際に身分証を取り出したり、mDowód(デジタル身分証)の画面に切り替えたりする必要がなくなる。試験の対象は、Koleje DolnośląskieとŁódzka Kolej Aglomeracyjnaの列車だ。
検札の流れ
検札でアプリを見せると、QRコードの上に所有者の顔写真と氏名が枠で表示される。あわせて、mObywatelによって利用者が認証済みであることも示される。検札係はコードをスキャンし、mDowódの写真を確認するだけで済む。この仕組みを使えば、学生割引など運賃の割引資格の確認もできる。
なぜ身分確認が必要だったのか
オンラインで購入した電子チケットは通常PDFファイルで、コピーや転送、印刷が何度でもできる。数年前にPKP Intercityは、不正利用を防ぐために氏名の確認が必要だと説明していた。一部の乗客はGDPR(EU一般データ保護規則)を根拠に反論したが、個人データ保護庁UODOは鉄道会社の側に立った。現在はチケットの大半がデジタルで販売されているものの、この確認は残っている。
今後の展開
この機能は全国では使えず、対象は1つのアプリと一部の事業者に限られる。議員のPaulina Matysiakは6年前に、同様の機能の導入を求める質問主意書を出していた。一方、PKP Intercityは別のアプローチを取り、一部のPendolino車両で空港のような乗客自身によるセルフチェックインを試験している。システム上で自分でチェックインした乗客には、車掌が声をかけない仕組みだ。駅では、複数の事業者の切符を扱える共通の券売機の設置も進んでいる。
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