中国向けApple Intelligence、アリババのQwenと連携し試験提供開始
Appleが11月4日から中国本土向けApple Intelligenceの試験提供を開始。ChatGPTの代わりにアリババのQwenが連携し、12月のiOS 27.3で正式提供される。

Appleは11月4日、中国本土向けの「Apple Intelligence」の試験提供を開始した。12月に公開予定のiOS 27.3で、一般ユーザーにも正式に提供される見通しだ。
ChatGPTの代わりにQwenが担当
注目されるのは、中国IT大手Alibaba(アリババ)の生成AI「Qwen(中国名は千問)」との連携である。Qwenは質問への回答や文章作成ができる。
日本などでは、Apple IntelligenceはOpenAIのChatGPTと連携している。しかし中国本土ではChatGPTが正式に提供されていない。中国では生成AIサービスの提供に当局への登録が必要で、Apple Intelligenceも2026年7月に登録が公表されていた。
こうした事情から、ChatGPT連携に相当する役割をQwenが担う。Siriへの質問、写真やPDFの内容に関する問い合わせ、文章作成ツールでの文章生成が可能になる。
対応機能と対象モデル
今回のアップデートでは、写真に写り込んだ不要なものを消す機能や、メール・通知の要約にも対応する。文字で説明するだけでオリジナルの絵文字を作れる「ジェン文字」、電話やFaceTimeで使える「ライブ翻訳」も使える。
対象はiPhone 15 ProシリーズやiPhone 16以降のモデルで、本体とSiriの言語設定にも条件がある。iPadやMacへの提供には、別途承認が必要になるという。
なお、日本ではすでにベータ版として使える新しい「Siri AI」など、WWDC 2026で発表された次世代のApple Intelligence機能は、今回の中国向けアップデートには含まれていない。
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