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VÆRIDION、電動機Microlinerに30百万ユーロを調達

ミュンヘンのVÆRIDIONがシリーズA2で3000万ユーロを調達した。9人乗り電動機Microlinerの初号機開発に充て、2030年の商用化を目指す。

Concept rendering of VÆRIDION's electric nine-seater Microliner aircraft in flight over a regional landscape.
画像: Tech.eu

ミュンヘンの航空宇宙スタートアップVÆRIDIONは5日、シリーズA2ラウンドで3000万ユーロを調達したと発表した。資金は、バッテリー駆動の9人乗り電動機「Microliner」の初のプロトタイプ開発に充てる。

出資者と調達状況

ラウンドを主導したのは、オランダのベンチャーキャピタルSHIFT Investと、同国の国営投資機関Invest-NL。既存投資家のWorld Fund、Project A、Vsquared Venturesも参加した。累計調達額は約6000万ユーロとなる。

さらに同社は、EUのイノベーション基金から9450万ユーロの助成対象に選ばれたという。Microlinerを産業規模で製造するための開発を進める狙いだ。

Microlinerの特徴

Microlinerは完全にバッテリー駆動の電動推進で飛行し、最大400kmの航続を想定する。旅客と貨物の双方に対応する設計だ。同社によると、従来の航空機より騒音が小さく、小規模な飛行場にも適しており、交通網の手薄な地域にも展開しやすい。

同社は2021年に、元Airbus幹部のIvor van Dartel氏とSebastian Seemann博士が創業した。電気自動車が道路交通で化石燃料車を置き換えたように、航空でも同様の変化を起こすことを目指す。まず9人乗りで始め、将来は欧州全域をつなぐ路線へ技術を拡大する計画で、2030年の商用運航開始を目標に掲げる。

van Dartel CEOは「この1年でMicrolinerを検証済みの設計からハードウェアへと進めた。資本効率も非常に高い」と述べた。推進系とバッテリー技術は、オーバープファッフェンホーフェンの自社施設で試験中だという。今回の資金で、最初の適合機を製造できるとしている。

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