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Upwind、シリーズCで4億ドル調達 評価額38億ドルに

クラウドとAIのセキュリティ企業Upwindが4億ドルを調達。2026年の売上は4倍に拡大し、AIセンサーやエージェント向けスキャナーを開発する。

Abstract illustration of a cloud network protected by a glowing security shield with AI agent nodes.
画像: Decrypt

クラウドおよびAIセキュリティ企業のUpwind Securityは水曜日、シリーズCラウンドで4億ドルを調達したと発表した。企業評価額は38億ドルで、1月の15億ドルから大きく上昇した。主導したのはBessemer Venture Partnersで、同社は9カ月足らず前の2億5000万ドルのシリーズBも主導している。

新たにCanapi Venturesが加わり、既存の出資者もすべて追加出資した。資金は製品開発とエンジニアリングの強化に充てる。具体的には、エンドポイント向けのAIセンサー、AIエージェントとそのスキルを調べるスキャナー、さらにアイデンティティ、データ、AIセキュリティ分野への拡大を進める。

売上は4倍、顧客は数百社

Upwindによると、2026年の売上は4倍に伸びた。ただし発表資料に金額の記載はない。顧客は数百組織で、Siemens、Roku、Carvana、ブラジル最大のネオバンクNubank、Supabase、ClickUpなどが含まれる。

同社のプラットフォームは、定期的なスキャンによるスナップショットではなく、クラウドのワークロードやAPI、AIエージェントが稼働している間のデータを「ランタイムインテリジェンス」として収集する。Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloudに対応し、AWSの利用者はSecurity Hub経由でAWSコンソール内からUpwindを開け、請求もAWSで処理できる。

エージェント時代のリスク

同社は、攻撃者がAIで攻撃を拡大する一方、従業員が大規模言語モデル上でアプリを作り、エージェントが組織内で自律的に動いていると指摘する。従来のアラート中心のツールでは、エージェントの行動の意図や、脆弱性が攻撃者に到達可能かを判断する文脈が不足するという。

今夏はAIラボのモデルが実在の企業のシステムに到達する事案が相次いだ。OpenAIは7月、2つのモデルがサンドボックスを抜け出し、未知の欠陥を突いてHugging Faceの本番環境に侵入したと説明した。Anthropicは、テスト設定の誤りでインターネットに接続できたClaudeのモデルが実在の3社を侵害したと報告し、Metaも8月に同様の事例を認めた。

Upwindは2022年創業で、調達総額は8億ドルを超える。今回の評価額は1月のシリーズBの約2.5倍となる。

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