Thinking Machines Lab、評価額400億ドルで50億ドル調達へ
ミラ・ムラティ氏のThinking Machines Labが、Accel主導で50億ドルの資金調達に近づいている。評価額は400億ドルだが、創業メンバーの3分の1が退社した。

OpenAIの元CTO、ミラ・ムラティ氏が率いるAIスタートアップThinking Machines Labが、50億ドル規模の新たな資金調達ラウンドを準備している。ベンチャーキャピタルのAccelが主導し、企業評価額は400億ドルに達する可能性がある。
関係者によると、同社は今週中の契約完了を目指している。Thinking Machines Labの広報担当者はコメントを控え、Accelも取材に応じていない。
評価額は500億ドル案から後退
同社は昨年、20億ドルを調達しており、当時の評価額は100億ドル超だった。1年で3倍以上に膨らんだ計算になる。この資金は2025年7月、Andreessen Horowitz主導の投資家から得たものだ。
一方で、以前は評価額500億ドルでの調達交渉を進めていたが、投資家との合意には至らなかった。現在は新規資金の払い込み前で400億ドルを見込んでいる。
創業メンバーの3分の1が流出
資金面の好調の裏で、人材流出が課題となっている。創業メンバーの約3分の1が既に退社した。元CTOのバレット・ゾフ氏、機械学習研究者のルーク・メッツ氏、AIモデルの学習基盤を担当したエンジニアのアンドリュー・タロック氏らが含まれる。一部はMetaやOpenAIへ移り、より高い報酬を得ているという。
ムラティ氏にとって痛手は大きい。同社はOpenAI出身者を中心に立ち上げられ、ChatGPT開発者とのつながりが投資家の関心を集めてきたためだ。
同社の最初の製品は、大規模言語モデルをプログラミングなど開発者の用途に合わせて調整するツール「Tinker」である。
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