ソウル市とソウル大、フィジカルAXセンター構築で提携
ソウル市とソウル大学は、ソウルAIハブ内にフィジカルAXセンターを設ける協約を結んだ。研究開発から実証、起業までを一貫して支援する。

ソウル市とソウル大学は、フィジカルAI(人工知能)の実証から起業までを支援する産業拠点の整備に乗り出す。両者は先月30日、ソウル市瑞草区のソウルAIハブ内に「フィジカルAXセンター」を設けるための業務協約を結んだ。
センターは研究開発(R&D)、技術実証、事業化、起業をつなぎ、フィジカルAIを研究室の外にある市民生活や産業現場へ広げる前進基地と位置づけられる。今年1月に呉世勲市長が「AIソウル2026」で示した「フィジカルAI先導都市」構想を具体化する取り組みだ。
役割分担と拠点整備
ソウル市はソウルAIハブのメインセンター4階に612平方メートルの空間を提供し、AIスタートアップとの連携など協力体制を運営する。ソウル大は独自のフィジカルAI原천技術をここで検証し、スタートアップの技術開発と事業化を支える。両者は良才AIクラスターと水西ロボットクラスターを結ぶ「ソウル・フィジカルAIベルト」の形成も構想している。
協力の中心は、科学技術情報通信部と教育部から最長10年間、年100億ウォンの国費支援を受けるソウル大の「人間中心フィジカルAIロボティクス(H-PAIR)」国家研究所である。
第1弾はリビングラボ
最初の事業として「フィジカルAI日常支援リビングラボ」を設置する。筋力補助ロボット、移動支援ロボット、ウェアラブルロボット、介護ロボット、配膳ロボットの性能や安全性、利用者の受容性を検証する場だ。来年上半期に居間や台所を備えた実証空間を整え、下半期に性能・安全性の検証を行う予定である。スタートアップは施設を共同利用でき、検証にかかる費用と時間を減らせる。
また市は、福祉館や高齢者向け住居などの需要機関、企業、ソウル大の国家研究所が参加する「フィジカルAXコンソーシアム」も運営する。2028年までに有望な創業チーム5つを発掘・育成し、実務者教育やハッカソン、インターンシップ連携も進める方針だ。
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