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Scottish Widows、英国の量子・ディープテックに年金資金を投資

Scottish Widows、Aberdeen Investments、IP Groupが、職域年金ファンドから英国の量子、電池、ゲノム企業への初投資を発表した。

A researcher works beside a quantum computing system in a UK laboratory, symbolising pension capital flowing into British deeptech.
画像: Tech.eu

Scottish Widows、Aberdeen Investments、IP Groupの3社は11月2日、「CG Scottish Widows Growth LTAF」を通じた初の投資案件を発表した。職域年金の積立金を、成長性の高い英国の科学技術企業につなぐ取り組みだ。

同ファンドは、加入者の資金を英国のベンチャー成長分野に積極的に振り向ける、英国でも先駆的な年金スキームの一つとされる。長期の機関投資家資金を、有望な英国企業に結び付ける狙いがある。

投資先は4社

  • Oxford Quantum Circuits:商用の量子コンピューティングシステムを開発
  • Quantum Motion:大量普及を見据えた、拡張性のあるシリコン型量子コンピューターを開発
  • Nyobolt:超急速充電が可能な電池技術で高性能エネルギー貯蔵を推進
  • Genomics Limited:AI、機械学習、大規模な遺伝子データを活用し、予防医療と創薬の変革を目指す

同ファンドの成長サブファンドを運用するAberdeen Investmentsは、ファンド内の英国ベンチャー成長ポートフォリオの運用をIP Groupに委託した。これにより、職域年金の加入者が未公開市場に投資できる道が開かれる。

年金と英国のイノベーション

各社は、このモデルを今後拡大し、長期の年金資金が高成長の英国企業へ流れる量を増やせるとしている。加入者の老後の成果を高めるとともに、事業化や拡大の段階にある企業が十分な追加資金を得にくいという、英国のイノベーション経済の課題に対応する狙いだ。

Scottish WidowsのCIOであるPeter Fitzgerald氏は、年金加入者も英国の成長とイノベーションの恩恵を受けるべきだと述べた。こうした投資機会は従来、主に機関投資家に限られていたという。

Aberdeen InvestmentsのNalaka De Silva氏は、英国には科学的な強みも起業家精神も人材も不足していないが、企業の成長を支える長期の国内資金が足りなかったと指摘。今回の提携は「意図を投資に変える」ものだと語った。

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