オマーンのPhaze Ventures、AI特化の2ファンド始動
オマーンのPhaze Venturesが、AI・ディープテック向けに2本のファンドを立ち上げた。目標は計7500万ドル超で、4000万ドル超の出資確約を得ている。

オマーンを拠点とするベンチャーキャピタルのPhaze Venturesは、2本の新ファンドを立ち上げたと発表した。目標額は合計7500万ドル超で、これまでに4000万ドル超の出資確約を集めたという。オマーンと海外の人工知能(AI)およびディープテック系スタートアップに投資する。
2本のファンドの役割
「Phaze Ventures Fund II」は、オマーン投資庁の傘下にあるITHCA Group、Ominvest、Oman LNG Development Foundationがアンカー投資家となる。同社のグローバルなAI・ディープテック投資方針を引き継ぐ。もう1本の「Phaze Ventures Oman Fund」はFuture Fund Omanが支え、国内のAI関連企業に特化した資金枠となる。7500万ドルへの拡大に向けた協議も続いている。
発表は、オマーンが国際企業や投資家向けの新たな拠点「International Financial Centre of Oman」を整備する中で行われた。
投資実績と創業陣の狙い
新ファンドはすでに10件の投資を実施し、Arabic.AI、Sully.ai、Andromeda Surgical、Boardy.ai、Metalなどが含まれる。共同投資家にはa16z、8VC、Standard Capital、Y Combinator、Baidu Venturesが名を連ねる。Andromeda Surgicalには、Standard Capital主導の1500万ドルのシリーズAの前に出資した。
共同創業者兼CEOのAbdullah Al Shaksy氏は、AIは「世代で最も破壊的な技術転換」だと述べ、ハイパースケーラーやデータセンター、公開市場への投資だけでは不十分で、早い段階から創業者に投資する必要があると強調した。
Phaze Venturesは2018年に創業し、湾岸諸国(GCC)と北米のアーリーステージ企業に投資する。マスカット、ドバイ、リヤドに拠点や人員を置き、オマーン、サウジアラビア、バーレーン、インドなどの50超の投資家の資金を運用している。
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