e2e、シードで700万ユーロ調達 AI生成コードのテストを担う
ポーランド・米国拠点のe2e(旧TesterArmy)が、Credo Ventures主導で700万ユーロのシードを調達。AIエージェント時代向けのOSSテスト基盤を開発する。

ポーランドと米国に拠点を置くスタートアップe2e(旧TesterArmy)は、700万ユーロ(約800万ドル)のシードラウンドを完了した。主導したのはCredo Venturesで、KAYA、Point Nine、Baobab Ventures、Script Capitalも参加した。エンジェル投資家には、Snowflake共同創業者のMarcin Żukowski氏、Uber共同開発者のOscar Salazar氏らが名を連ねる。
今回の調達で累計調達額は805万ユーロ(約920万ドル)になった。Y Combinatorが支援したプレシードからわずか1四半期後のラウンドである。
商用サービスを終了し再設計
創業者はReact Nativeコミュニティ出身のSzymon Rybczak氏とOskar Kwaśniewski氏。当初はソフトウェアテストを自動実行するエージェント基盤TesterArmyを展開し、70社超の有料顧客を獲得していた。それでも二人は既存サービスを終了し、アーキテクチャをゼロから書き直した。クローズドな基盤ではテストスクリプトをコードリポジトリに置けず、言語モデルの選択が限られ、外部インフラへの依存も避けられなかったためだという。
Rybczak氏は、ソフトウェア開発は「検証エンジニアリング」の時代に入ったと述べる。エージェントは人間より速く大量のコードを書き、誰も一行ずつ読まなくなれば、安全を守る最後の砦はテストだという。
仕組みと収益化
2026年10月1日に公開されたTypeScript製のオープンソースエンジンは、従来の決定論的アサーションと柔軟な自律ステップを組み合わせる。モデルが一度適切な操作経路を見つけると、e2eはその手順をキャッシュする。UIに実質的な変更がない限り、再実行でLLMへの問い合わせは発生しない。
フレームワークはApache-2.0ライセンスで無償のまま提供される。Cursor、Codex、Claude Codeなどのコーディングエージェントが技術スタックを選ぶ傾向があるとみて、オープン戦略を取った。収益源は、2027年に提供予定の大規模テスト向けクラウド基盤と、Fortune 500企業向けの専任エンジニアによる導入支援だ。
BADideas.fundの報告では、2026年第1〜第3四半期のポーランドのテック投資でAI分野が最大で、21件のラウンドで1億1800万ユーロに達した。
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