Meta・TikTok・X、英Ofcomへの訴訟で敗訴 高等法院
ロンドンの高等法院は、オンライン安全法に基づく情報提供要求をめぐるMeta、TikTok、Xの訴えを退けた。英規制当局Ofcomにとって追い風となる。

ロンドンの高等法院は金曜日、Meta、TikTok、Xが英規制当局Ofcomの情報提供要求に異議を唱えた訴えを退けた。要求はオンライン安全法に基づくもので、英国で始まったばかりのオンライン安全規制にとって、最初の試金石の一つとされていた。
争点は情報提供の負担
Ofcomは2月、3社に情報提供通知を送り、コンテンツ管理に関する詳細な指標を求めた。削除した投稿や表示を制限した投稿の件数、有害なコンテンツに触れた利用者の数などが含まれる。
3社は、通知が前例のない規制負担を生むと主張した。Xは「これまで規制当局から受けた中で最も負担の大きい情報要求」だとし、対応に数百万ポンドかかると訴えた。しかし高等法院は、要求が不釣り合いだとする主張を退けた。
各社とOfcomの反応
Metaの広報担当者は「裁判所の判断には失望している」とした上で、この規模の情報収集は必要性や比例性の範囲を超えているため、業界として訴えを起こしたと説明した。TikTokは判決を検討中としている。Xは直ちにコメントしていない。Ofcomの広報担当者は「企業からの情報収集は、我々が職務を果たす上で不可欠だ」と歓迎した。
今後の焦点
2023年に成立した同法は、TikTokやX、MetaのFacebook、Instagramなどに厳しい基準を課し、特に子どもを有害で違法なコンテンツから守ることを目的とする。重大な違反には、世界売上高の最大10%の制裁金が科され得る。
ただ、より重要な判断がまだ残っている。Metaは、Ofcomが手数料や制裁金をどう算定するかについて別訴訟を起こしており、判決が待たれる。MetaはWhatsAppの分類をめぐってもOfcomと争っており、今月にはオンライン安全法に基づくOfcom初の正式調査の対象にもなった。
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