Hypersonica、1億ユーロのシリーズB調達 欧州で極超音速兵器開発
ドイツの防衛スタートアップHypersonicaが、LightspeedとGeneral Catalyst主導で1億ユーロのシリーズBを調達した。

ドイツに拠点を置く防衛テック企業Hypersonicaは、1億ユーロのシリーズB資金調達を完了した。ラウンドはLightspeedとGeneral Catalystが共同で主導し、Plural、201 Venturesも参加した。
同社は調達資金を、極超音速の縦深攻撃システムの開発加速、欧州全域での事業拡大、英国とドイツでの数百人規模の高度人材の雇用に充てるとしている。
欧州の技術的自立を目指す
Hypersonicaは2023年にPhilipp KerthとMarc Ewenzが創業した。欧州の防衛分野における技術的自立を強化するため、極超音速ミサイルシステムを開発している。極超音速技術とは、音速の5倍以上に達する飛翔体を扱うもので、高速性と飛行中の機動能力が従来型のミサイルとの違いだという。
同社が狙うのは、遠距離の戦略目標に対する縦深攻撃能力だ。単一のミサイルを開発するだけでなく、設計からエンジニアリング、製造までの技術基盤を欧州域内に構築し、欧州諸国が域外の供給元に依存する度合いを減らす考えである。
ITARフリーの方針
この戦略の一環として、同社は「ITARフリー」のアプローチを掲げる。ITARは米国の防衛関連製品・技術の輸出を規制する制度で、その対象外の技術を開発することで、欧州各国が自国のニーズに沿ってシステムを運用できる選択肢になるとしている。
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