Hakim Benotmane氏、Anthony Bourbon氏らを新たに告訴
投資家のHakim Benotmane氏がパリで、自殺教唆などの容疑でライバルのAnthony Bourbon氏や支援団体AVIらを対象に告訴した。

投資家でインフルエンサーのHakim Benotmane氏が、ライバルのAnthony Bourbon氏や被害者支援団体AVIなどを対象に、パリで新たな告訴を行った。容疑には「自殺教唆」「集団によるネット上の嫌がらせ」「私生活の侵害」が含まれる。被疑者を特定しない形での告訴である。
発端は2025年秋のSNS投稿
対立の始まりは2025年秋。投資クラブBlastの創業者であるBourbon氏がSNSで、会社を1億ユーロで売却したと主張する人物に注意を促した。Benotmane氏は飲食チェーン「Nabab Kebab」の創業者で、フランチャイズの売却でその額を得たと主張している。SNS上の応酬は大きな話題を呼び、やがて双方が告訴し合う法廷闘争に発展した。
Benotmane氏側のTristan Simon弁護士は、同氏に届いた多数の憎悪や脅迫のメッセージの背後にいる個人の責任を明らかにするのが狙いだと説明する。告訴状はBourbon氏がオンラインでの中傷キャンペーンを始め、それが続いていると主張。さらにAVIが、Benotmane氏の投資クラブHakisitionの会員名簿を不正に使い、原告を違法に勧誘したとも訴えている。
反論と並行する複数の手続き
Bourbon氏の弁護士は、同氏はBenotmane氏に関心はなく、司法手続きの行方を見守る姿勢だと述べた。2025年10月の警告は必要だったとし、Hakisition会員による告訴と、金融市場庁(AMF)のブラックリストへの掲載がそれを裏付けるとしている。Hakisition側はAMFに理由を問い合わせたが回答がないと主張する。AVIは告訴内容を全面的に否定し、「取るに足らない煙幕」と反論した。AVIは4月、Hakisition会員約60人の名で詐欺などを理由とする集団告訴を行っている。
Bourbon側も動いている。2025年12月の告訴を受け、パリの裁判所は今夏、MetaとGoogleに対象アカウントの特定情報を提供するよう命じた。このほか、誤認を招く商業行為を理由にBenotmane氏をパリの経済活動裁判所に召喚し、150万ユーロ超の賠償を求めている。Hakisition側は争う構えだ。なおBenotmane氏には、2023年の判決に基づくフランスでの経営禁止処分も出ている。


