Granter、160万ユーロ調達 AI補助金支援を欧州展開へ
ポルトガルのGranterが160万ユーロを調達。中小企業の欧州公的資金の獲得を支援するAIを、スペイン、ドイツ、イタリアへ広げる。

ポルトガルのスタートアップGranterは、欧州の公的資金プログラムへのアクセスを簡素化するAIプラットフォームの拡大に向け、160万ユーロを調達した。これにより累計調達額は200万ユーロとなった。
ラウンドを主導したのは3XP Globalで、ポルトガルの国営開発銀行Banco Português de Fomentoが運用するCapitalisation and Resilience Fund(FdCR)のベンチャーキャピタル事業に基づくImpact Innovation Fundを通じて出資した。Celtis Venture Partners、Gateway Ventures、米HR企業のDeel、VF CorporationのCEOでLogitech前CEOのBracken Darrell氏も参加した。
申請の負担をAIで軽減
公的資金の申請には大量の書類や事務手続き、長い準備期間が必要で、小規模企業には高い壁となっている。Granterのプラットフォームは、資金調達の機会の発見、申請書の作成、採択後のプロジェクト管理を支援する。主な対象は中小企業とスタートアップだ。
同社は最近、チャット形式のAI Grant Consultantを刷新し、AIエージェントと対話しながら作業を進められるようにした。無料トライアルも導入した。同社によると、従来は数週間と専門コンサルタントを要した作業が1時間未満で完了するという。
2025年11月にWeb Summitのスタートアップコンテスト「PITCH」で優勝し、以来140社超の総額3000万ユーロ超の申請を支援した。顧客にはANA Airports、MC Sonae、Galp、ポルトガル海軍、Fidelidadeなどがある。
今後の計画
調達資金は製品開発、人員拡充、海外展開に充てる。年末までに従業員を2倍以上に増やし、主力市場のポルトガルに加え、すでに投資家と初期の商談先があるスペイン、ドイツ、イタリアへ進出する。中期的には米国市場への参入も目指す。
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