仏スタートアップ、10月の資金調達は6.147億ユーロ Pigmentが牽引
フランスのスタートアップの10月の資金調達額は6億1470万ユーロで前年同月比4.3%増。案件数は減少し、PigmentのシリーズEが全体を押し上げた。

フランスのスタートアップ(French Tech)が2026年10月に調達した資金は計6億1470万ユーロとなり、前年同月比で4.3%増加した。一方、Mistral AIの30億ユーロ調達で記録的となった9月からは81.3%減少した。
注目すべきは案件数の減少だ。10月の調達件数は44件で、前年の62件から約3分の1減った。伸びは市場全体の回復ではなく、少数の大型案件によるもので、平均調達額は約1400万ユーロ(前年は950万ユーロ)に上昇した。
Pigmentが全体の36.2%
最大の案件は、Pigmentによる2億5000万ドル(2億2250万ユーロ)のシリーズE。同社の評価額は倍増して23億ドルとなり、年間経常収益は1億ドルを超えた。資金は企業向け計画業務のAIエージェント開発、研究開発とエンジニア採用、海外展開に充てる。
次いでSpikoが8050万ユーロ、Elax Energieが3000万ユーロを調達した。上位3社で全体の54.2%を占める。Pigmentを除く43件の合計は3億9220万ユーロ、平均は910万ユーロだった。
AIと首都圏への集中
AI関連企業は44件中30件で、4億3410万ユーロ(70.6%)を調達した。Pigmentを除いても2億1160万ユーロで、残りの54%を占める。分野別ではIT(2億3810万ユーロ)、フィンテック(9850万ユーロ)、エネルギー(7100万ユーロ)の順だった。
ステージ別では、シード28件が1億5160万ユーロ(24.7%)にとどまる一方、レイターステージ2件(PigmentとElax Energie)で2億5250万ユーロ(41.1%)を集めた。地域別ではパリを含むイル・ド・フランスが28件で5億3430万ユーロ、全国の86.9%を占め、それ以外の地域は16件で8040万ユーロにとどまった。
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