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EveryWill、無料遺言作成で20億ドルの寄付表明を集める

EveryWillは、豪州とニュージーランドで23万人以上が無料の遺言を作成し、慈善団体への寄付を計20億ドル分表明したと発表した。

A person completing a free online will on a laptop at a desk, with a printed document beside them.
画像: Startup Daily

豪州発のスタートアップEveryWillは、無料のデジタル遺言作成プラットフォームを通じ、オーストラリアとニュージーランドで23万人以上が遺言を作成し、合計20億ドルの慈善寄付を表明したと明らかにした。

この金額は遺言で約束された将来の寄付であり、慈善団体がすでに受け取った資金ではない。それでも、手続きが簡単になれば善意が行動につながることを示す数字といえる。

葬儀費用の比較から生まれた発想

創業者のWong氏は、親族の死去後に家族を支える中で、葬儀の適正価格を探した経験がある。「大切な人を失うだけでも大変なのに、価格を探る探偵役までしなければならない」と語る。当時企業弁護士だった同氏は2017年に退職し、葬儀比較サービスGathered Hereを立ち上げた。4年後、同じ発想を、先送りされがちな遺言作成に応用した。

開発前に慈善団体から遺贈の管理方法を聞いたところ、担当者は支援者と会って遺贈を打診し、その後に遺言が書かれたかを確認していた。約束が実際の寄付になるまで数年かかることもあり、把握も難しかった。Wong氏は「重要な仕事をしているのに、手探りの状態だった」と述べる。

費用は慈善団体が負担

収益モデルでは、費用を慈善団体が負担する。団体はブランド付きプラットフォーム、広告枠、寄付の約束や寄付者の情報に対して支払う。個人は遺言の作成も更新も無料だ。オンラインで約10分で完了し、印刷して署名と立会人の手続きを行う。遺言は不動産・相続の弁護士が設計した。遺言が1件作成されるごとに、同社は1ドルを慈善団体に寄付する。

提携する慈善団体は2021年末の74から1,400以上に増えた。EveryWillは米国にも進出している。

Wong氏は金額より人数を重視する。「注目されるのはお金だが、私が考えるのは23万という数字だ。故人の望みを推測せずに済む家族が23万あるということだ」と話した。

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