Clinics On Cloud、シリーズAで120億ルピー調達 海外展開へ
インド・プネーのClinics On CloudがModel42からシリーズAで1億2000万ルピー(約1250万ドル)を調達。UAEを拠点にヘルスATMを海外展開する。

インド・プネーを拠点とするヘルステックのスタートアップClinics On Cloudは、シリーズAラウンドで120クロール・ルピー(約1250万ドル)を調達した。出資したのは、UAEの投資家Enlightened Minds Investmentsの医療機器分野向け投資部門Model42。企業評価額は600クロール・ルピー(約6330万ドル)となった。
資金の使途
同社の声明によると、調達資金はAIを活用した医療機能の強化、研究開発(R&D)の拡大、マイクロクリニックのエコシステム拡充に充てる。このほか製造能力の増強、医療提供者との戦略的提携、海外展開にも投じる計画だ。
共同創業者兼CEOのアバイ・アガルワル氏は「8年間、質の高い医療は郵便番号に左右されるべきではないという信念で事業を築いてきた。今回の投資でその構想を世界に広げられる」と述べた。
事業の概要と今後
同社は2018年にアバイ氏とマナシュリ・アガルワル氏が創業した。AI搭載の「ヘルスATM」、持ち運び可能なボックス型クリニック、移動診療車を製造・展開し、予防的な健康チェックや遠隔診療を提供する。病院や政府機関が臨時のマイクロクリニックを設置できる点が特徴だ。
同社によると、導入実績はインド200都市と他の7カ国で3500件超。これまでに1.2クロール(1200万)人以上を検査し、インド陸軍、海軍、国境警備隊(BSF)にもサービスを提供しているという。
今後はUAEを海外展開のハブと位置づけ、アフリカ、米国、東南アジアの新市場を探る。AI導入を背景にヘルステックへの投資は再び活発化しており、9月にはUltrahumanが7000万ドル、7月にはCARPL.aiがシリーズAで1000万ドルを調達した。インドのヘルステック市場は2030年までに370億ドル規模になると見込まれている。
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