Zipline、15億ドル調達 評価額215億ドルでWalmartと拡大
ドローン配送のZiplineが評価額215億ドルで15億ドルを調達。Walmartと米国で300カ所の新拠点を展開する。

ドローン配送スタートアップのZiplineは、15億ドルの資金調達を実施したと発表した。企業評価額は215億ドルに達した。
ラウンドを主導したのはParadigm、WCM Investment Management、Layer Global。Valor Equity Partners、Fidelity Management & Research Company、Uber、Tiger Global、J.P. Morgan、ARK Invest、Salesforce Venturesも参加した。資金は米国内の製造拠点の拡大、人員増強、全米規模のドローン配送網の構築に充てる。
同社は2026年1月に6億ドル超を調達し、評価額は76億ドルだった。1年足らずで評価額は約3倍になった計算だ。3月にも2億ドルを調達している。
Walmartと300拠点を新設
同時に、Walmartとの提携拡大も明らかにした。新たな複数年契約により、米国で300カ所のドローン配送拠点を新設する。現在、両社が共同運営する稼働中の拠点は21カ所。提携は2021年に始まった。
アフリカから米国、日本へ
Ziplineは2014年創業。ルワンダの病院へ血液や医療物資を届ける事業から始め、ガーナやナイジェリアへ展開した。2020年にはノースカロライナ州でNovant Health向けに米国初の運用を行い、2022年には米連邦航空局(FAA)のPart 135航空運送事業者認証を取得した。現在はアフリカ5カ国、米国の複数都市、日本で食品、小売、農業、医療関連品を配送している。
家庭向けの「Platform 2」は最大約3.6kgを運び、半径10マイル(約16km)をカバーする。長距離向けの「Platform 1」は往復約120マイル(約193km)に対応する。
Dealroomのデータでは、今年だけでダラス・フォートワース地域で100万件超を配送した。10月の配送時間の中央値は19分。同社は、安全上の事故なしに商用自律飛行1億5000万マイル超を達成したとしている。AmazonのPrime AirやAlphabetのWingなど競合も投資を拡大している。
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