UAEのZiina、中央銀行から決済・両替業務の認可を取得
UAEのフィンテックZiinaが、中央銀行から小口決済サービスのカテゴリーIII免許と両替業務カテゴリーIVの認可を取得した。

UAE発のフィンテック企業Ziinaは、UAE中央銀行(CBUAE)から「Retail Payment Services Category III」の免許を取得した。既存のStored Value Facility免許の下で「Exchange Business Category IV」の業務を行う認可も得た。同社によると、これら3つの規制上の認可をすべて持つUAI発のフィンテックは初めてという。
認可の中身
Ziinaは2024年6月にStored Value Facility免許を受け、デジタルウォレットを開始した。今回のCategory III免許は、加盟店向けのアクワイアリング、決済アグリゲーション、国内資金移動をカバーする。決済リンク、QR決済、Tap to Pay、オンライン決済ゲートウェイといった加盟店向け製品が、正式に認可の対象となる。
2026年8月には、CBUAEがExchange Business Category IVの業務も認めた。これによりZiinaアプリを含むデジタルチャネルで、国際送金を提供できるようになる。同社は、CBUAEとの最新の免許取得フェーズが完了したと説明している。
1つのプラットフォームに金融機能を集約
共同創業者でCEOのFaisal Toukan氏は、人々が金融生活の場面ごとに別のアプリや事業者を使っている現状を指摘した。支払い、保有、海外送金までを1つにまとめることで、利用者が資金をより管理しやすくなるという。将来はアラブ圏全体への展開を目指す考えだ。
同社の発表では、年間利用者は50万人を超え、年間決済額換算は15億ドル超、UAEの中小企業の10社に1社が利用している。CBUAEの2025年年次報告書によれば、2025年にUAE資金移動システムで処理された小口送金は114.9百万件、総額9.9兆AEDだった。金額は前年比19.9%、件数は17.8%増えた。
Ziinaは2020年にFaisal、Sarah、Talal Toukanの3氏が創業した。製品や技術、インフラへの投資を進め、UAEを起点に事業を広げる方針だ。



