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保険適用の更年期オンライン診療「MYLILY」、大企業50社が導入

MYLILYは保険適用の更年期専門オンライン診療を提供。女性産婦人科医を選べ、薬は最短当日に届く。大企業約50社が福利厚生で導入している。

A woman consults a female doctor via video call on a smartphone about menopause symptoms.
画像: BRIDGE

スタートアップのMYLILYは、保険が適用される更年期専門のオンライン診療プラットフォーム「MYLILY」を運営している。利用者はスマートフォンから自分に合う女性産婦人科医を選び、約15分の対話を通じて治療法を決める。

サービスの特徴

診察は朝9時から夜10時まで受けられ、薬は最短で当日に自宅へ届く。同社は製薬企業から直接薬を仕入れる卸機能を自社で持ち、安定した供給体制と低価格を実現したという。4万件を超える診療データを生かし、更年期専門医以外の医師による診療を支援する体制も整えている。

同社によると、利用者の8割が3カ月以内に体調に前向きな変化があったと回答した。福利厚生としては大企業約50社がすでに導入している。個人を特定できない統計データに加工し、40〜50代女性を対象とする製薬、食品、消費財企業へ提供することで、更年期市場の拡大も狙う。

市場と課題

国内の更年期女性は約1,700万人とされる。高市政権下で初めて策定された「骨太の方針2026」には、更年期世代の女性への医療推進が明記された。大手製薬企業が更年期症状の新薬を国内で承認申請中で、2027年にも新たな治療選択肢が加わる見通しだ。

更年期の症状は200〜300種類あるとされ、これを理由に離職する人は60万人、経済損失は1.9兆円との試算もある。だが症状がある人のうち医療にたどり着くのは約1割にとどまる。診療報酬が低く時間もかかるため手掛ける医師が少なく、更年期を熟知する医師は全体の0.4%とされる。MYLILYはこの状況の改善を目指す。

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