大邱市の配達アプリ「大邱路」にハッキング、口座2.5万件露出
大邱市の公共配達アプリ「大邱路」のサーバーがハッキングされ、加盟店主約250人のIDとパスワードが流出。口座番号約2万5000件も露出した。

韓国・大邱市の公共配達アプリ「大邱路(テグロ、Daeguro)」のサーバーがハッキングされ、システム接続用のIDとパスワード約250人分が流出したことが分かった。廃業した店主名義を含む口座番号約2万5000件も露出した。運営会社の仁成データ(インソンデータ)は、現時点で金銭的被害は確認されていないとしている。
大邱市と仁成データは5日、先月31日に大邱路のサーバーでセキュリティ事故が起きたと発表した。大邱市は流出した店主らに、パスワード変更などを案内している。
事故後の対応
仁成データは1日に事故の兆候を把握し、緊急のシステム点検を実施して大邱警察庁に被害を届け出た。2日には韓国インターネット振興院(KISA)に侵害事故を届け出たうえ、出金システムを一時制限し、点検後に再開した。加盟店主には4日に被害を通知した。
同社関係者は、侵入の経緯を調べており、人工知能(AI)技術を使って短時間で情報を抜き取ったと推定していると述べた。加盟登録を処理するシステムの経路が破られたとみて、新規の加盟登録を停止した。従業員のIDとパスワードを初期化し、内部接続経路も分散させた。
利用者・店主への注意
大邱市は二次被害が出ないよう対応を求めている。大邱路は電話やメッセージで精算口座の変更を求めたり、パスワードや認証番号を尋ねたりしないとして、そうした連絡があればカスタマーセンターへ知らせるよう呼びかけた。警察はサーバーを分析し、侵入経路と手口を捜査している。
大邱路は、地域経済の活性化と小規模事業者の配達手数料負担の軽減を目的に、大邱市が2021年8月に始めた公共配達アプリだ。料理の配達からタクシー配車、伝統市場の買い物へと領域を広げてきた。累計加盟店は約2万5000店、累計会員数は74万人とされる。
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