Auriga Partners、欧州サイバー特化の8,000万ユーロ基金
Auriga PartnersがAuriga Cyber Ventures IIで8,000万ユーロの中間クローズを発表した。欧州の初期段階サイバーセキュリティ企業に投資する。

フランスのベンチャーキャピタルAuriga Partnersは、新ファンド「Auriga Cyber Ventures II」の中間クローズで8,000万ユーロを調達したと発表した。欧州の初期段階のサイバーセキュリティ・スタートアップが主な投資対象となる。
投資方針
対象はプレシードからシリーズAまでで、1社あたりの投資額は50万〜500万ユーロ。最終的な調達目標は1億ユーロ、上限は1億2,000万ユーロに設定されている。
同社は約30社の有望な欧州スタートアップに投資する計画で、AIのセキュリティやID保護の分野を重視する。すでに4社への投資を実行しており、書類詐欺対策のFinovoxや、AIエージェントの保護に取り組むNextidentが含まれる。2026年末までにさらに2〜3件の投資を予定している。
背景
世界では39秒に1回サイバー攻撃が発生しており、1日あたり約2,244件に上るという。市場が急拡大する中、スタートアップには成長資金が求められている。
マネージング・パートナーのGeoffroy Rosset氏は、経済・産業・主権の観点から、欧州は世界的リーダーを生み出す手段を整える必要があると述べた。また、欧州には人材や技術、スタートアップの厚い層があり、大規模な資金と専門的な支援の両方が必要だとしている。
Aurigaは1998年設立で、過去5年間にサイバーセキュリティ企業約30社へ投資してきた。投資先には認証基盤のCryptr、ガバナンス・リスク・コンプライアンス管理のTenacy、組込みソフトウェア保護のEmproofがある。最初のサイバーファンドは5,500万ユーロで、AI関連技術が40%、防衛関連が32%を占めた。



